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(16/4/15)良い遺言の日記念行事 遺言・相続なんでも無料相談会

大阪弁護士会では、毎年4月15日を良い遺言(よいいごん)の日と題して記念行事を行っています。

今年は、無料相談会を行います。
当事務所では、
弁護士豊芦が淀川区南部地域包括支援センターの出張相談に
弁護士上田が弁護士会館の出張相談に参加いたします。

詳しくは、
https://www.osakaben.or.jp/event/2016/2016_0415.php
をご覧ください。
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2016-03-29(Tue)
 

AlphaGo強し

いやぁ,こういう日がくるのは突前来るもので,
10年先と言われていた,コンピュータがトップ棋士に勝っちゃいましたね。

これまでは,モンテカルロ法という,いわばコンピュータの力業で全ての手から,
最善の手を選ぶ思考ルーチンだったのに,今回のAlphaGoは,過去の経験から学ぶ
という根本的に違うルーチンを実装したとのことです。

そうすると,負けちゃったイセドルは,1人で,世界のトップ棋士多数と対決して多様なもんで,
この結果も,受け入れないといけないようです。

こういう人工知能ができると,われわれの仕事もなくなるかもしれません。
平和利用を望みます。
2016-03-16(Wed)
 

ソーシャルワーカーとの交流勉強会に参加しました。

3月12日(土)第3回の法律家とソーシャルワーカーとの交流勉強会に参加しました。
場所は大阪弁護士会館です。

生活の基礎は住宅からをテーマに、4名が発表をしました。
弁護士としても、成年後見等で賃貸住宅、施設、病院など
生活の場をいかに確保するかで悩む場面も多いと思ですが、
SWの方々と経験等を交流できる貴重な機会でした。
2016-03-14(Mon)
 

精神障害者の保護者が負う責任について(最高裁判決)


話題になっていた最高裁判決が出ました。
結論としては,介護に当たっていた高齢の妻も,長男も責任を負わないとした,妥当な内容であったと思います。

理由については,多くの先生方が解説されていますので,豊芦は木内裁判官の補足意見の中で,
賛同した部分について紹介します。

補足意見は,下記の引用部分で非常に分かりやすく,
責任無能力者(今回の場合は認知症の男性)の監督者に責任を問うことに問題が大きいと指摘しています。

要するに,
監督者に責任を追及できるとすると,監督者は,その責任追及を避けるために,
本人の行動の自由を制限しようと思ってしまうでしょ,ということです。

例えば,認知症の人が起こした事故について,監督者が損害賠償責任を
負うのが当たり前となってしまったら,監督者は,認知症の人の自由を奪って,
家に閉じ込めたくなるよね,と言う風にです。

それでは,近代以前の考え方になってしまいますよね。
社会制度とか,保険とかを充実させる方向で議論しなければならないと思います。

社会を導くような素晴らしい意見だと思います。

−−引用ここから(適宜改行しています)
責任無能力の制度は,法的価値判断能力を欠く者
(以下「本人」ともいう。)のための保護制度であるが,
保護としては,本人が債務を負わされないということに留まらず,
本人が行動制限をされないということが重要である。

本人に責任を問わ ないとしても,監督者が責任を問われるとなると,
監督者に本人の行動制限をする動機付けが生ずる。

本人が行動制限をされる可能性としては,
本人に責任を負わせる場合よりも監督者に責任を負わせる場合の方が大きい。

本人が責任を免れないとしても
本人に財産がなければ監督者に本人の行動制限をする動機付けは生じないが,
監督者に責任を負わせると本人の財産の有無にかかわらず,
本人の行動制限をする動機付けが監督者に生ずるからである。
−−−−引用ここまで
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/714/085714_hanrei.pdf
2016-03-04(Fri)
 
プロフィール

toyoashi

Author:toyoashi
四條畷の町弁です。法律以外のこともつらつらと書きたいです。
趣味は囲碁とベースと献血(最近出来てませんが)です。

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